アトレチコ・マドリードFWグリーズマン(33)は30日、自身のSNSを通じてフランス代表から引退することを発表した。
グリーズマンはX(旧Twitter)の公式アカウントで、「思い出を胸に人生のこの章を閉じる。この素晴らしいトリコロールの冒険に感謝している。また会おう」と綴り、感動的な動画とフランス国旗を添えていた。
スペイン紙アスはグリーズマンの代表引退の理由として、「必要な力を持って26年のワールドカップを迎えることはできないと判断し、母国がより若く新しい選手に賭けることができるように早めに引退することを決断した」と説明している。
グリーズマンのフランス代表デビューは14年3月のオランダとの親善試合。それ以降、10年以上に渡って活躍し、最後の出場は先月行われた欧州ネーションズリーグのベルギー戦となった。
通算137試合に出場して44得点30アシストを記録。アシスト数は同国代表史上最多となっており、その間にワールドカップ(18年)と欧州ネーションズリーグ(20-21年シーズン)を制した。
さらに個人として、準優勝を成し遂げた16年の欧州選手権で最優秀選手賞、ゴールデンブーツ、ベストイレブンに輝いている。
グリーズマンは今後、26年6月30日まで契約が残るAマドリードでのみプレーを続けることになる。
(高橋智行通信員)