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【清水】乾貴士が国立約6万人サポの思いも胸に「楽しみでしかない」昨季の悲劇を歓喜に


今季初の2戦連発を狙う清水乾

J2清水エスパルスのMF乾貴士(36)が国立での悲劇を歓喜に変える。首位の清水は28日、東京・国立競技場で勝ち点1差の2位横浜FCとの頂上決戦を迎える。前節藤枝戦で8試合ぶりのゴールを挙げたベテランは、J2優勝とJ1昇格の行方を占うビッグマッチに胸を躍らせた。昨季、J1昇格プレーオフ(PO)決勝で勝ちきれずに涙をのんだ聖地で、今季初の2戦連発を狙う。

  ◇  ◇  ◇   

国立での借りは国立で返す。昨年12月2日。清水はJ1昇格PO決勝で東京Vと1-1の引き分けに終わった。勝てばJ1昇格が決まった一戦で先制したが、後半追加タイムにPKで失点。同試合で先発した乾は後半途中でピッチを退き、ベンチで無情の笛を聞いた。26日の練習後、「あんな経験はもうしたくない」。屈辱を味わった試合から約10カ月。その経験を「生かすチャンスが明後日にある」と静かに闘志を燃やした。

国立ではゼロックス杯を制した02年を最後に13試合勝てていない。文字通り、鬼門のピッチだが、「そこに何かを思うことはない」と強調。悔しい思いを味わってきたサポーターの思いをくみ、「国立がいい場所とは思っていないかもしれないので、その思いは払拭したい」と力強く話した。

クラブは「国立(ここ)は静岡」のキャッチフレーズを打ち出し、大々的にアピール。26日時点で前売り券は5万9000枚以上を発券したという。大観衆が見守る中での試合は「緊張はない」と自然体で臨むつもりだ。スペイン1部のエイバル所属時にはバルセロナやレアル・マドリードの本拠地で戦ったこともある。J2優勝を占う大一番でも「楽しみでしかない」と言い切った。

前節藤枝では8試合ぶりの1発が飛び出し、今季初の2戦連発がかかっている。相手はリーグ最少失点の堅い守備が武器。それでも、「崩せないことはない。いろんな形で試行錯誤しながらやっていく」と意気込んだ。聖地を歓喜の舞台にするべく、百戦錬磨のテクニシャンがピッチを駆け回る。【神谷亮磨】

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