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中村憲剛氏引退試合 前夜祭、25分間の“現役復帰”キングダム、エキシビション、すしざんまい…


引退試合に関する会見を行った川崎フロンターレFROの中村憲剛氏(撮影・佐藤成)

2020年限りで現役を引退した川崎フロンターレのレジェンド、中村憲剛氏(43)が20日、川崎市内で、自身の引退試合(12月14日、Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)に関する会見を行った。

中村憲剛らしい引退試合となる。単なる試合にとどまらないプログラムが用意されていることが明らかになった。中村氏は「僕の引退試合でもあるけど、川崎の皆さんに恩返しをする1日、感謝をする1日。積極的に参加していただいて楽しんでもらえるとうれしい」と呼びかけた。

引退時に盛大なセレモニーを実施したこともあり、引退試合を開催するつもりはなかったという。ただ、当時はコロナ禍で自身の応援歌(チャント)を歌われることなく送り出された。

「しょうがないこと」と割り切っていたが、声出し応援が解禁された昨季、U等々力を訪れると自身のチャントで迎えられた。「鳥肌がぶわっと立った。ファン、サポーターの皆さんに気持ちよくチャントを歌っていただいて試合をするということをもう1回やりたいと芽生えた」と封じていた思いがあふれ、引退試合開催に動き出した。

会見の司会を務めた川崎フロンターレのクラブ特命大使、中西哲生(55)が「今までやっていた引退試合の内容とは確実に一線を画すもの」と表現したように、コンテンツ盛りだくさんになっている。

当日は午後1時からエキシビションマッチ、午後2時からメインマッチの2試合構成となる。エキシビションには、小学時代にの所属した府ロクサッカークラブの先輩、元なでしこジャパンの澤穂希(46)が出場。2011年FIFA女子ワールドカップ(W杯)優勝メンバーら元なでしこジャパンと、中村氏に縁のある著名人が対戦する。

午後2時からは、日本代表の仲間「JAPANフレンズ」がブルーとホワイトに分かれて前半45分を戦い、後半は川崎Fの仲間「KAWASAKIフレンズ」がブルーとホワイトに分かれて後半45分を戦う。通常はクラブと代表の2チームに分かれるが、4チーム分集まることとなる。JAPANフレンズには内田篤人氏や長友佑都、稲本潤一、小野伸二氏、高原直泰、我那覇和樹らが出場予定。KAWASAKIフレンズにはかつて黄金ホットラインを形成したジュニーニョ氏がブラジルから来日して参戦することが明かされた。

後半25分からは「ガチプレーTIME」として、川崎Fの現役選手を中心に忖度(そんたく)なしの真剣勝負が繰り広げられる。「25分間の現役復帰」に向けて中村氏は「これまで自分がやってきたことを出せるような時間にしたい。頑張ります。コンディション上げます。自分への挑戦」と意欲をみせた。

前日の13日には異例の「前夜祭」が組まれる。KAWASAKIフレンズが同会場で公開練習を行う。「1日だけではもったいない」と中村氏たっての願いで2Days開催となる。

「JAPANフレンズ」ユニホームは、中村氏が親交の深い漫画「キングダム」の作者、原泰久氏(49)がデザインしたもの。「KAWASAKIフレンズ」のユニホームは、クラブが2011年の東日本大震災以来、交流を続ける岩手陸前高田市で中村氏が知り合い、デザイン会社勤務の菅野朔太郎さんが手がけた。

大手すしチェーン店「すしざんまい」とのコラボ企画や、フォトブックの企画なども準備が進んでいる。イベントの収益は川崎市のスポーツ振興に活用されるように寄付される予定だ。【佐藤成】

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