鹿島アントラーズのポポビッチ監督（57）がホームでの柏レイソル戦（21日、カシマ）を翌日に控えた20日、オンライン取材に応じ、逆転タイトルへ「特別なクラブだということを理解して戦わないといけない」と鹿島プライドを掲げた。
常に勝利を求められるのは宿命とし「全てのクラブが、このクラブのように勝ちを求められるわけではない。それは非常にいいこと。特別なクラブだと言うことを理解して戦わなければいけない」。その上で「勝つことを求められるクラブだが、それがプレッシャーになるといい結果は出ない。心の底から目標を達成したい、優勝したいと思えるかどうかが大事」と話した。
首位町田に勝ち点9差の4位。逆転優勝のためには、残り試合で勝ち点3の積み上げが重要になる。ホームでは昨年10月から18戦無敗で、連覇した07～08年のクラブ記録に並んでいる。「終盤で周りからプレッシャーが高まる中、必要以上に、やらないといけない、と思ってしまえばいい方向にいかない。今まで積み上げてきたこと、この順位にいるのは偶然ではない。自分たちの力を信じて、諦めずに目の前の試合に勝っていく姿勢を見せることが、結果に対する近道」と勝利への執念を口にした。
