<スペインリーグ:マジョルカ1-0Rソシエダード>◇第7節◇17日◇ソン・モイシュ
古巣マジョルカ戦で4試合ぶりに控えとなったレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)について、クラブ地元紙の評価は低かった。
Rソシエダードは17日、スペインリーグ第7節で浅野拓磨(29)を今夏獲得したマジョルカとアウェーで対戦した。しかし、前半36分に許したPKでの失点を最後まで返せず、0-1で敗れ、2連敗。ここ4試合勝利なく、6試合1勝1分け4敗の勝ち点4で、降格圏間近の16位に沈んでいる。
久保はアルグアシル監督が平日開催を考慮してローテーションを行ったため、4試合ぶりにベンチスタート。0-1で負けている後半最初より投入された。浅野が後半18分に出場したことで4季ぶりに日本人対決が実現したものの、存在感を発揮できなかった。
クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日、Rソシエダードの選手を全体的に厳しく評価した。久保については「セルヒオ・ゴメスができなかったスパイスを提供するためハーフタイムに投入された」と大きな期待を背負ってピッチに入ったことを伝えるも、プレーについては言及せず、2点(最高5点)をつけた。
スチッチがチームトップの3点。レミーロ、エルストンド、スベルディア、アイエン・ムニョス、アゲルド、スビメンディ、トゥリエンテス、オドリオソラ、パブロ・マリン、オスカルソンが久保と同じ2点。セルヒオ・ゴメス、バレネチェア、オヤルサバルがチーム最低の1点。ベッカーは採点なしとなった。
久保はこの後、21日にアウェーで行われるスペインリーグ第6節でバリャドリードと対戦し、25日に敵地で、ニース相手に欧州リーグ初戦を迎える。(高橋智行通信員)