川崎フロンターレは、18日にアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の1次リーグ初戦で蔚山現代(韓国)と対戦する。17日、敵地での一戦を前に鬼木達監督(50)とMF脇坂泰斗主将(29)が会見に出席。ライバル撃破への思いを口にした。
過去何度も前身のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でしのぎを削ってきた両チーム。過去2年で1次リーグが同組で、昨季は1勝1分けだった。決勝トーナメントでは川崎Fが16強で敗退した一方で、蔚山はベスト4まで進出した。
鬼木監督は「アウェー蔚山という難しい戦いからのスタートになりますが、自分たちの悲願でもあるACLチャンピオンに到達するためにも自分たちの持っている力を存分に出して勝ちたい思いです」と意気込んだ。脇坂も「いよいよACLが始まるなという気持ちで韓国に乗り込んできました」とし、「明日は難しいゲームになると思いますが覚悟をもってチーム全員で遠征に来ていない選手、スタッフの思い、サポーターの思いも背負って戦いたいです」と力を込めた。
選手の入れ替えはあれど、互いの手の内は知り尽くしている。指揮官は「お互いが分かり合っている中で、どちらが最後までアグレッシブに戦えるかがキーになると思います。とにかくチーム全員でいろんな人の思いを背負いながら戦う。そういう気持ちが初戦は特に大事だと思っています」。
脇坂は「蔚山のディフェンダー陣は強力ですがJリーグで対戦したことのある選手もいるので特長も分かっています。崩し方は言えないですが、イメージは持っているのでピッチで証明したいです」と誓った。