左足首の捻挫で離脱していたセレッソ大阪の韋駄天(いだてん)、ブラジル人MFカピシャーバ(27)が3日、大阪市内で行われた公開練習で本格合流。次節13日のヴィッセル神戸戦(ノエスタ)での復帰が確実になった。
今回の離脱は8月4日の練習中に負傷したためで、復帰は9月下旬までの全治約1カ月半とみられていたが、回復が順調で2週間ほど前倒しになったという。
7月20日のアルビレックス新潟戦以来、5試合ぶりの出場を目指す快足アタッカーは、この日の取材対応で「まず復帰できたのはうれしい。チームと離れていた期間はつらかった。その中でトレーナーが付き添ってくれ、回復するために、いろいろやってくれて感謝したい」と頭を下げた。
今季17試合1得点と数字こそ物足りないが、左サイドを駆け上がる異次元のスピードは、いるだけで相手の脅威になる。
現在3連敗中で7試合未勝利(3分け4敗)が続くチームにとっては、8月31日のガンバ大阪戦が台風の影響で中止(延期)となり、次節神戸戦から反撃の第1歩にしたい。
「7試合勝てていないのはつらい。自分もその中で出ていない試合もあり、仲間が精いっぱいやって、こういう結果は悔しい。自分たちがやってきたことは間違っていないと思うし、自分たちで回復し、勝利できるように努力したい。あと2週間、ベストを尽くして、監督のリスト(先発メンバー)に入れるように準備したい」
現在の8位から、残り10試合でどこまで上位に食い込んでいけるか。カピシャーバがC大阪のカギを握る。【横田和幸】