7カ月ぶりに日本代表に復帰したMF伊東純也（31＝スタッド・ランス）が3日、さいたま市内で行われたワールドカップ（W杯）アジア最終予選中国戦（5日、埼玉ス）、バーレーン戦（10日、バーレーン）に向けた活動に姿を現した。
伊東はクラブで1日に今季初得点を奪うなど好調を維持。他の欧州組とともに2日深夜にチームに合流していた。1～2月のアジアカップ（杯）以来7カ月ぶりに代表ジャージーに身を包んで公の場に現れた。
伊東をめぐっては、昨年6月に女性2人に同意なく性行為をしたなどとして刑事告訴されていた。大阪府警は7月2日に伊東を準強制性交致傷の疑いで、女性2人を虚偽告訴容疑で大阪地検に書類送検。大阪地検は8月9日に伊東、女性2人をともに嫌疑不十分で不起訴処分としていた。
今年1～2月に開催されたアジアカップ（杯）カタール大会中に週刊新潮の報道により明らかになり、大会中に離脱。その後は代表招集が見送られていた。森保一監督（56）は「彼を守るため」と選外の理由を説明してきたが、今夏クラブが行ったジャパンツアーが選出の決め手となったという。メンバー発表時に森保監督は「メディアの皆さんを含めて、多くのサポーターのみなさん、国民のみなさんが温かく彼を見守ってくれる環境があること、スタッド・ランスでの活動をみて、落ち着いて彼もプレーできる、チームとしても活動できるということで判断させていただきました」と明かしていた。
