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【町田】浦和と引き分け14節以来の首位陥落「もう1度顔上げて」黒田監督「町田のサッカー」貫く


町田対浦和 試合後、サポーターの声援に応えながら引き揚げる町田望月ヘンリー(中央)(撮影・河田真司)

<明治安田J1:町田2-2浦和>◇第29節◇31日◇国立

FC町田ゼルビアが、浦和レッズと2-2で引き分け、第14節以来の首位陥落となった。FC東京を破ったサンフレッチェ広島と勝ち点55で並んだが、得失点で上回られた。

直近6試合で1勝3分け2敗とやや調子を落としている。この日は17本のシュートを放ちながら勝利につなげられなかった。黒田剛監督(54)は「決めないとならない得点チャンスがあった」と決定力の低さを認めた。残り9節。自分たちに矢印を向けて「町田のサッカー」を最後まで貫き通す意識の重要性を説き「かなり過酷な終盤に入ってきますけど、もう1度顔を上げて自分達のサッカーができるという強い気持ちを持って臨んでいきたいなと思います」と語った。

台風が襲来する中、国立で行われた試合には、町田史上最多の4万8887人が来場。注目の一戦で、町田は先手を奪われる。前半37分に左サイドのセットプレーで、相手MF関根貴大(29)にビューティフルボレーを決められて先制を許す。

1点ビハインドで前半を折り返すと、後半4分、FWオ・セフン(25)が左クロスに飛び込んで同点。選手交代などで圧力を強めたが、後半42分に相手FWチアゴ・サンタナ(31)に勝ち越し弾を許した。ただ敗戦濃厚の後半追加タイム8分にFWエリキが(30)が押し込んで劇的に追いついた。

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