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【WEリーグ】新潟L上尾野辺めぐみ「徐々に仕上がっている」地元神奈川での今季初戦で勝利導く


パスを出す新潟レディース上尾野辺(撮影・大島享也)

初陣白星だ! WEリーグ新潟レディースは、1日にクラシエ杯第1節でノジマ相模原と対戦する。

台風10号による交通機関への影響が心配されたが、チームは8月31日に専用バスで敵地の相模原ギオンスタジアムへ向かった。新潟一筋19年目のシーズンを迎えるMF上尾野辺めぐみ(38)は、シーズン前から好調をキープ。地元・神奈川での今季初戦で、大ベテランが勝利に導く。

  ◇  ◇  ◇

磨き上げられた左足は今季も健在だ。この日の試合前日練習。チームで入念にセットプレーの確認をしつつ、ペナルティーエリア付近からのFKでは直接ゴールを狙い、左足で2本を決めた。シーズン前から好調なレフティーは「自分自身でも、比較的例年よりはいいかな、っていうのがあって、体全体も徐々に仕上がってもいる」と自信をのぞかせた。

チーム最年長の38歳。まだまだ元気とはいえ、体と相談しながらの日々を過ごす。ここ2シーズンは、開幕前から左ハムストリングに違和感を抱えていたが、「何年かに1回、(体に)何もない状態で出来るときがある」という。

今季がその「何もない状態」だ。本人の中でも要因は不明らしく、「(ケガが)続いちゃうときは2、3年続いちゃうけど、ぽってなくなるときがあるんですよ」と苦笑い。だが、久しくなかった良いコンディションで迎えるシーズンインに「FKとかも、自由に蹴り方を制限しないで出来る」と喜びをかみしめた。

新潟一筋19年目。昨季リーグ戦は、前シーズンの10位(11チーム)から、クラブ最高の4位(12チーム)で終えた。11年にはドイツW杯で世界一を知った。幾多の経験を重ねてきた大ベテランがピッチで戦い続ける原動力は「ただただ、プレーをしていたい。サッカー選手として現役であり続けたい」との思い。迎える今シーズン初陣の舞台は、故郷の神奈川。サッカーを始めた地から、スタートを切る。【大島享也】

○…橋川和晃監督(53)が初陣を前に訓示を行った。練習後のミーティングでまず「プレシーズンの中でいろんなことにトライして、本当にいい準備をしてくれてありがとう」と感謝。続けて「シーズンを通してアワチーム(OUR TEAM)で戦っていこう」と士気を高めた。台風10号の影響もあり、試合は雨と強風が予想される。「ピッチの状況に応じていろんなことが出来るのがうちの良さ。いつも通りのプレーを出してくれれば」と期待した。

◆上尾野辺(かみおのべ)めぐみ 1986年(昭61)3月15日、神奈川・横浜市生まれ。林間SCレモンズ、大和シルフィードではMF川澄とともにプレー。武蔵丘短大1年時に全日本大学女子選手権準優勝。06年新潟入団。通算347試合出場87得点。157センチ、52キロ。利き足は左。

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