<明治安田J1:C大阪3-5京都>◇第27節◇17日◇ヨドコウ
京都サンガのFW原大智(25)が、2試合ぶり今季6点目(27試合)を決めて勝利に貢献した。これでチームは降格圏18位から、残留圏16位へと浮上した。
1-0で迎えた前半17分だった。この日、ハットトリックを飾ったFWエリアスから受けたパスに、右足で芸術的なループシュートを放って追加点とした。
「(エリアスが)顔を上げたのが見えた。前にスペースが空いていて、GKも出てきているのが分かった。狙おうと思って、思い切って蹴ってよかった」
今夏に加入したエリアスによって、周囲の選手が生かされているといい、原は「前で時間をつくってくれるし、みんなの力が引き出されている。今日もいい時間帯(前半12分)に(先制点を)決めてくれた」と、信頼の厚さを強調した。
試合後、シントトロイデン時代に在籍が重なったセレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(35)から、ループシュートをほめられたという。「もっと上を目指せとも言われました」と、大先輩の激励にうれしそうだった。