ベルギー1部シントトロイデンに加入したパリオリンピック（五輪）日本代表GK小久保玲央ブライアン（23）が14日、オンラインで加入会見を行った。
パリ五輪では準々決勝で優勝したスペインに敗れたが、1次リーグでは好セーブが光り3戦連続の無失点勝利に貢献。SNSで「国防ブライアン」と命名されたほど。シントトロイデンでは、合流したばかりでまだ出場機会はないが「五輪の前からA代表を目指してきた。このクラブで活躍して9月のAの活動に選ばれたいと思っている。A代表は自分の夢。早く実現したい」と意欲を見せた。
前所属のポルトガル1部ベンフィカでは、トップチームでの出場機会はなかった。「ようやくプロとしてのスタートラインに立って、自分のサッカー人生が始まっていく」と現在の心境を明かし「試合出場のチャンスを得て、自分らしいプレーを続けることが大事」と見据えた。
A代表の正GKは、同年代のGK鈴木彩艶がいるが「追いつけ追い越せではなく、まずは周りを考えずに、自分らしくしていきたい」と、まずは自身にフォーカスする重要性を口にする。チームは開幕から3連敗と苦しいスタートとなった。「後ろが安定しないと前が前進できない。後ろで落ち着きを与え、攻撃の組み立てを多く見せられたら」と自身がピッチに立つイメージを膨らませ「守備陣が0で抑えたら負けることはない」と、シントトロイデンを経由しA代表での「国防」の道を描いていた。
