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【柏】パリ五輪代表FW細谷真大はシュート4本で不発も、スペイン戦で見せた体の強さなどで存在感


柏FW細谷真大(2024年7月10日撮影)

<明治安田J1:柏0-0G大阪>◇第28節◇11日◇三協F柏

柏レイソルはガンバ大阪とスコアレスドローに終わった。中断期間で守備を整備し、連敗を2で止めたが勝ちきることはできなかった。

柏は7日の敵地での浦和レッズ戦が雷雨のため中止となり、パリオリンピック(五輪)日本代表のFW細谷真大(22)とDF関根大輝(21)は今節が帰国後、初の試合だった。細谷はパリ五輪では準々決勝スペイン戦での幻ゴールなどエースとしての存在感を発揮した。J再開の今節も得点はなかったが、体の強さとスピードを生かしシュート4本。スペイン戦をほうふつさせる、相手DFを背負って反転シュートもあり、好調をアピールした。

細谷は「いい形では入れたので、点は決めたかった」と悔しさをにじませながらも、五輪でも発揮したポストプレーについて「ある程度できるようにはなりましたし、背負った時の幅も広がってきたと思っている。もう1回、一発決めたいと思っている」と手応えを口にした。

4日にパリから帰国し、7日の浦和戦は、井原監督に「行ける」と伝えベンチ入りをしていた。結果的に浦和戦は雷雨で中止になり、連戦を回避。それだけに「相手は連戦だったので勝ちきりたかった。1週空いていた分、体も動いていたので決めきりたかった」と話した。

五輪では、日本が敗れたスペインがフランスとの打ち合いの末に優勝した。細谷はハイライトで結果を見た。「打ち合いでフランスも返せる力をもっていた。そこに対して、自分たちは(返せる力が)なかった。そこは結果を受け止めてやっていければ」と話す。五輪も終わり、次に狙うのはA代表だ。「まずリーグ戦で結果を残すしかない」と意欲を示した。【岩田千代巳】

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