広島対阪神 9回表阪神2死二塁、近本は右前に適時打を放つ。投手は栗林(撮影・加藤哉)

<広島3-3阪神>◇23日◇マツダスタジアム

阪神近本光司外野手(27)が天国と地獄を味わった。

1点を追う9回2死二塁、2-2から広島栗林の低めフォークに食らいつき一、二塁間を破った。土壇場で同点適時打。3球目には同じフォークを空振りも、同じ手は食わなかった。

一方で、延長11回表、2死二塁の勝ち越し機では左腕ターリー127キロスライダーに見逃し三振。なんとか同点に持ち込んだものの、勝ち越すまでには至らなかった。

初回には先制の中前適時打で、自己最長をさらに更新する20試合連続安打とした。球団では2リーグ制後、9人目(11度目)の好記録となった。

3安打で打率を3割に乗せたが「打率は変動するものなので意識してない。3割、3割って言われるのは、最後終わってから3割打っとかないと逆に3割って言われないんで。途中で3割打ったところで、ここから落ちるっていうのも意味ない」と満足することはなかった。

▼阪神近本が20試合連続安打。昨季までの自己最長は19、20年に記録した13試合連続だったが、4月に14試合連続で更新。今回は5月28日のロッテ戦から安打を重ね、自己記録を再び更新、20試合の大台に乗せた。阪神で20試合以上連続安打は、11年のマートン(30試合=球団記録)、新井貴浩(22試合)以来。プロ野球記録は79年高橋慶彦(広島)の33試合。近本はどこまで継続できるか。