九産大対九共大 九産大先発の渡辺(撮影・岩下翔太)

<福岡6大学野球:九産大5-3九共大>◇14日◇最終週第1日◇九産大

2位九産大が優勝争いの直接対決に先勝して、逆王手をかけた。

今秋のドラフト候補で最速151キロ右腕、渡辺翔太投手(4年=北九州)が、7回2/3を投げ3失点で、首位九共大に立ちはだかり今季5勝目。強力打線から9三振を奪った。

疲労蓄積から本調子ではなかった。だが、キレのある140キロ台中盤の直球で丁寧にコーナーを突いた。パームボールや、シンカー気味に落ち、ツーシームとスプリットを合わせた「スプリーム」などを織り交ぜて翻弄(ほんろう)。6回まで2安打無失点でしのいだ。

7回にソロを浴びるなど、後半はバテ気味。それでも「最後(4年で)神宮に行けないのは悔しいので、気合を入れた」。6月6日開幕の全日本大学選手権大会出場のため、残った力を絞って8回途中まで踏ん張った。

15日は、勝てば春8連覇がかなう。100球めどだったこの日は112球。連投の可能性も十分ある中で、「明日(15日)は総力戦。連投できるよう調整したい」と、チームのためフル回転を誓った。【菊川光一】