貴景勝、３度目の賜杯＝大相撲初場所千秋楽

　大相撲初場所千秋楽（２２日、東京・両国国技館） 　大関貴景勝が３度目の優勝を遂げた。３敗で並んでいた琴勝峰をすくい投げで下し、２０２０年１１月場所以来の賜杯を手にした。関脇豊昇龍は阿武咲のまげつかみの反則で白星を拾い、新小結の琴ノ若は北勝富士を圧倒し、それぞれ給金を直した。関脇若隆景は９勝６敗。小結霧馬山が１１勝目。　 　 　◇幕内優勝力士略歴 　貴景勝　西大関　本名佐藤貴信、兵庫県出身、常盤山部屋。貴乃花部屋に入門し、１４年秋場所初土俵。１７年初場所新入幕。１８年１０月、貴乃花親方が日本相撲協会を退職したことにより転属し、小結だった同年九州場所で初優勝。１９年春場所後に新大関昇進。２場所で陥落したが、同年秋場所で１２勝を挙げて大関復帰。三賞は殊勲３回、敢闘２回、技能２回。金星３個。１７５センチ、１６５キロ。２６歳。得意は突き、押し。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕貴景勝（左）は琴勝峰をすくい投げで下す＝２２日、東京・両国国技館