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目指せ、福井からB1=「ブローウィンズ」発足―バスケットボール


 福井県にバスケットボールの「風」を吹かせたい―。そんなキャッチフレーズを掲げて、Bリーグ参入を目指すチーム「福井ブローウィンズ」が発足した。3部(B3)の1次審査を通過している運営会社がチーム名を定め、同一の社名に変更。2023年5月のB3最終審査合格、秋からの23~24年シーズン参戦をにらむ。その上で2部(B2)、1部(B1)への最短昇格を目指す。  運営会社の代表取締役、湯本真士さん(50)は地元の強豪校、北陸高1年の時にチームが全国高校総体で初優勝。3年生の主将は、後に日本代表の司令塔となる佐古賢一さん(現B1北海道監督)だった。もともとバスケット熱が高い土地柄だ。  チーム編成を主導するゼネラルマネジャーの塚本鋼平さん(45)は、Bリーグの強化育成グループに属するなどの経験を持つ。秋田県出身で、中学時代に見たシーンが「衝撃的だった」と言う。  高校バスケット界の王者に君臨していた能代工高(現能代科学技術高)が例年5月に開催される「能代カップ」で北陸高に苦杯を喫した。30年以上が過ぎ、縁あって福井で同校OBの湯本さんとタッグを組んでいる。  福井市の通信サービス会社「オールコネクト」がオーナー企業。マーケティングやPR部門のスタッフには、その分野の専門家を招いた。今月下旬に地元でテレビCMをスタートさせ、チームの存在をアピールする。  年明け以降に選手の入団交渉を進め、「福井の皆さんに喜んでいただけるような選手を獲得していく」と塚本さん。Bリーグでプレーする北陸高OB選手らもターゲットになりそうだ。湯本さんは「リーグ参戦に耐えうる組織をつくり、基準をしっかりとクリアしていきたい」と話している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「福井ブローウィンズ」の発足記者会見に臨んだ湯本真士さん(右から2人目)、塚本鋼平さん(右端)ら=11月25日、福井市
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