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日本、耐え切れず失点=狙いの速攻で対抗も―W杯サッカー


 W杯優勝経験のある強豪に、日本がどこまで通用するのか―。「一発勝負は何があるか分からない。やれる自信はみんな持ってる」と臨んだのは板倉。国と国とのプライドがぶつかる真剣勝負の場で、西ドイツ時代を含め優勝4度を誇るドイツに真っ向から挑んだ。  「君が代」の大合唱から間もない前半5分すぎ。狙いとしていた速攻がはまる。自陣で鎌田がギュンドアンからボールを奪うと、右の伊東へつなぎ、そのクロスに前田が飛び込んだ。惜しくもオフサイドとなったが、脅威を見せつけた。  ある程度ボールを持たれることは織り込み済みで、久保も「できるだけ長い時間を0―0で」。だが、相手は王者として臨んだ前回大会、初戦でつまずき1次リーグ敗退を喫しただけに序盤から全開。日本はゴール前で体を張り、粘り強く守ったものの、30分すぎにGK権田がPKを与え、重い先制点を許した。  戦後、日本はドイツを手本に発展してきた。選手、指導者の育成など全ての土台に教えが根付いている。この地で29年前に「ドーハの悲劇」を経験してから、7大会連続でW杯に出るまでの成長を遂げた。  「ドイツに学びながら日本らしく日本の良さを持って、世界に追い付け追い越せと戦っている」と森保監督。今や欧州でプレーする選手がほとんどで、鎌田は「付け入る隙はある」。逆転を信じて後半へ向かった。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、PKで先制点を決めるドイツのギュンドアン(中央)=23日、ドーハ
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