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10代新星候補ずらり=ベリンガム、シモンスら―W杯サッカー


 【ドーハ時事】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で出場32チームの最終登録メンバーが出そろい、注目の10代選手が多く名を連ねた。前回ロシア大会で当時19歳のエムバペ(パリ・サンジェルマン)がフランスの優勝に貢献したように、次世代スターの台頭はチーム躍進の原動力となる。  イングランドのMFベリンガム(ドルトムント)は、2020年に17歳でA代表デビュー。推進力のあるドリブルを武器にチャンスを創出し、ボール奪取能力も高い。スイスの専門機関は19歳の市場推定価格を2億200万ユーロ(約293億円)と算出。欧州のビッグクラブも目を光らせる19歳だ。  国際Aマッチ未経験でオランダ代表に選出されたMFシモンス(PSVアイントホーフェン)も、才能あふれる逸材。父は京都に所属した元Jリーガー。名門バルセロナの下部組織で育ち、名前は元スペイン代表の名手シャビに由来する。足元の技術に優れる19歳は、今季オランダ1部リーグで8得点3アシストと勢い十分だ。  日本と1次リーグE組で対戦するライバルにも、注目株が。ドイツのムココ(ドルトムント)は今大会最年少で、開幕日の20日に18歳の誕生日。カメルーン出身でスピードと繊細な技術を兼ね備え、前線の切り札として期待される。ドイツには19歳のMFムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)もおり、スペインの中盤を支えるのは共に10代でバルセロナでも同僚のペドリとガビ。コスタリカの18歳、MFベネット(サンダーランド)もブレークの可能性を秘める。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕イングランドの新星ベリンガム(左から2人目)=6月14日、英国・ウルバーハンプトン(EPA時事) 〔写真説明〕国内1部リーグでプレーするオランダのシモンス(右)=8月6日、オランダ・アイントホーフェン(EPA時事)
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