勝田「力出し切る」＝ラリー・ジャパン、１０日開幕―ＷＲＣ

　愛知、岐阜両県を舞台とする自動車の世界ラリー選手権（ＷＲＣ）今季最終１３戦、ラリー・ジャパンの開幕を翌日に控えた９日、主会場の豊田スタジアムでドライバーが取材に応じた。トヨタ育成で愛知県出身の勝田貴元（２９）は「自分が持つ力を出し切りたい」と言い、今季２度目の表彰台を目標に掲げた。 　ＧＲヤリスのトヨタ勢は、カッレ・ロバンペラ（２２）＝フィンランド＝が史上最年少でドライバーズ部門の年間王者となった。若きエースは「難しいステージだが、毎回勝ちたいので、いい結果を目指す」と誓った。 　大会は新型コロナウイルスの影響で２年連続で中止となっため、国内でのＷＲＣ開催は北海道で行われた２０１０年以来１２年ぶり。１９の競技区間（計２８３．２７キロ）の合計タイムを競う。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕自動車の世界ラリー選手権（ＷＲＣ）のラリー・ジャパン開幕を翌日に控え、マシンの前で撮影に応じるトヨタ育成ドライバーの勝田貴元＝９日、愛知・豊田スタジアム