「勝てるチーム目指す」＝西武の松井新監督が会見―プロ野球

　プロ野球西武の松井稼頭央新監督（４６）が１８日、東京都内で記者会見に臨み、「責任は大きいが、自分らしくやっていきたい。勝てるチームを目指す」と意気込みを語った。２０１８年にコーチ兼任で楽天から古巣西武に復帰。１９～２１年は２軍監督、今年は１軍ヘッドコーチとして指導経験を積み、初めて１軍監督を務める。 　今季の西武はチーム防御率がリーグ１位の２．７５と大きく改善した一方で、得点はリーグ５位の４６４。現役時代、走攻守三拍子そろった選手として鳴らした新監督は「足を使ってどうやって点を取るかというところはやっていきたい。エンドランや小技は大事になってくる」と機動力向上を課題に挙げた。　 　 　◇松井稼頭央監督の略歴 　松井　稼頭央（まつい・かずお）大阪・ＰＬ学園高からドラフト３位で９４年に西武入団。１０年間プレーして最多安打２度、盗塁王３度。９８年パ・リーグ最優秀選手。０２年にトリプルスリー（打率３割、３０本塁打、３０盗塁）達成。０４年から米大リーグでメッツなど３球団に在籍し、１１年に楽天に移籍して日本球界復帰。コーチ兼任で西武に復帰した１８年に現役を退き、２軍監督、１軍ヘッドコーチを歴任。日米通算２７０５安打。４６歳。大阪府出身。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕就任記者会見で笑顔を見せる西武の松井稼頭央新監督＝１８日午後、東京都港区