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鈴鹿で戴冠、最高の結末=盛況だったF1日本GP―ホンダ


 モータースポーツの国内最大イベント、F1日本グランプリ(GP)が7日から3日間、三重・鈴鹿サーキットで3年ぶりに開催された。新型コロナウイルスの影響で過去2年は中止。開催を待ちわびていた、のべ20万人の観客が来場し、盛況のうちに閉幕した。  7日と9万4000人が観戦した決勝の9日は雨が降り、天候には恵まれなかったが、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が優勝し、2年連続2度目の年間王座を決めた。  フェルスタッペンは表彰式でのインタビューで「ホンダとのチームワークは毎年どんどん良くなり改善した。鈴鹿でのタイトル決定は感動的だ」と語り、アルファタウリの角田裕毅も「日本のファンの前でホンダエンジンがチャンピオンを取れた。一日本人として誇り」と喜んだ。  ホンダは昨季限りでエンジンを中心とするパワーユニット(PU)供給元としての活動を終えたが、引き続きF1に関与し、日本GPでは冠スポンサーを務めた。グループ傘下のサーキットで「ホンダ系ドライバー」の戴冠は最高の結末になった。  今季からレッドブルとアルファタウリが搭載するPUの名称は「レッドブル・パワートレインズ」になったが、実質ホンダ製。ホンダ・レーシング(HRC)の技術支援の下、日本で組み立てられ、2025年までの搭載が決まっている。  両チームの車体には、日本GPから「HONDA」のロゴが復活した。F1では25年までPU開発は原則凍結されており、来季以降もレッドブルが強豪の一角を占める状況は続く。今回の凱歌(がいか)は、フェルスタッペン時代の到来とも言えそうだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2年連続2度目の年間王者となり、チームスタッフらと喜ぶレッドブルのフェルスタッペン(中央)=9日、三重・鈴鹿サーキット 〔写真説明〕「HONDA」のロゴが入ったレッドブルのF1マシン=7日、三重・鈴鹿サーキット
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