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2階級上げて奮闘も=ウクライナの元女王ビロディド―柔道


 【タシケント時事】タシケントで行われている柔道の世界選手権で、戦禍のウクライナから出場したダリア・ビロディド(22)に注目が集まった。8日の女子57キロ級。敗者復活戦で敗れると涙を流しながら引き揚げた。  最軽量の48キロ級では17歳だった2018年の世界選手権で最年少優勝記録を塗り替え、19年大会で連覇。いずれも決勝で渡名喜風南を退けた。昨年の東京五輪は再戦となった準決勝で敗れ、銅メダル。そこからは減量苦もあって、今大会は階級を二つ上げて臨んだ。  3回戦で東京五輪銀のサラレオニー・シシケ(フランス)を破ったが、16年リオデジャネイロ五輪金のラファエラ・シルバ(ブラジル)との準々決勝で指導三つの反則負け。長身も生かして優位に戦ってきた48キロ級に比べ、技をかけても残される場面が目立った。57キロ級に慣れるにはまだ時間がかかりそうだ。  2月にロシアによる侵攻が始まった際は母国の首都キーウにおり、SNSで惨状を訴えてきた。その後はスペインに練習拠点を移して調整を続けてきた。22歳の誕生日だった10日に自身のインスタグラムを更新。「世界選手権の残念なパフォーマンスに私は耐えられない」とつづり、さらに「戦争は続き、祖国を破壊している。平和と静けさが戻るのを夢見ている」と願った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕柔道の世界選手権女子57キロ級準々決勝でブラジルのシルバ(左)と対戦するウクライナのビロディド=8日、タシケント
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