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愛称は「ロス・ティコス」=日本と対戦するコスタリカ―関係者に聞く・サッカーW杯(1)


 11月20日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本が1次リーグE組の第2戦で対戦するコスタリカ。「ロス・ティコス(コスタリカ人の意味)」の愛称で親しまれるチームは2014年ブラジル大会で8強入りするなど、侮れない相手だ。日本人にはあまり知られていないサッカーの特長や現状、現地事情について関係者に聞いた。  ◇「日本戦、失敗許されない」=スアレス監督インタビュー  コスタリカ代表のルイスフェルナンド・スアレス監督(62)がこのほど時事通信社の単独インタビューにオンラインで応じた。日本の試合は15戦ほどチェックし「難しい試合になる」と話す。「国内で『スペイン、ドイツと同組だ』と言われるのをよく聞くが、日本戦ほど失敗が許されない試合はないよ」と歴戦の指導者は気を引き締める。  ◇守護神を信頼  コスタリカの特長は全員のハードワークに基づいた組織的な守備力の高さにある。中でもGKナバスの存在の大きさを強調。「予選を通して助けてくれた。彼こそがコスタリカの一番の強みだ」  2014年ブラジル大会では1次リーグでウルグアイ、イタリア、イングランドのW杯優勝国と同組になりながらも首位通過し、過去最高の8強入り。ホンジュラスを率いて出場していたスアレス監督も当時、コスタリカに注目していた。  「5バックが機能してほとんど得点を許さなかったし、(準々決勝の)5試合目まで戦術的に統率が取れていた。一番重要なことは、その大会を経験した選手が今も4~5人いること。彼らによって経験はチームにもたらされている」  とはいえ主将ルイスは37歳、中盤の要ボルヘスは34歳と主力は高齢化。守護神ナバスも35歳だ。「この2、3年は難しい状況で、新たな段階に来ている。ベテラン選手はいいパフォーマンスができなくなる時期に差し掛かっている。若手をテストしないと、問題を抱えることになるだろう」  ◇最後まで戦う  日本と同様、スペイン、ドイツと当たるカタール大会は厳しい戦いが予想される。だが、スアレス氏は06年ドイツ大会で、伏兵エクアドルを16強に導いた実績を持つ。  「全く違うチームだから3通りの戦い方が必要。戦術的に何をすべきか、十分理解しないといけない。どこに強みと弱みがあるのかを知れば、解決策は見えてくる。分析が全てのカギ」  「われわれの試合での哲学に『アニィタ・ミキロナ』という言葉がある。ブリブリという先住民の言葉で、最後まで一緒に戦うという意味だ」  8月上旬、W杯前の異例のタイミングでコスタリカ連盟との契約を26年まで延長。中長期的な強化を視野に「小さい国だから、多くの選手を見続けることは難しくない。今後やらないといけないのはチーム、選手がどう成長していくか、統一したものを持つことだ」。  ▽スアレス監督の略歴  ルイスフェルナンド・スアレス 現役時代はDFとしてプレー。引退後は指導者となり、アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)などで監督を務め、06年ドイツ大会ではエクアドルを率いて16強入り。14年ブラジル大会ではホンジュラスを指揮した。昨年6月にコスタリカ代表の監督に就任し、今年8月に26年まで契約を延長。コロンビア出身。62歳。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕オンラインでインタビューに答えるコスタリカ代表のスアレス監督=1日(コスタリカ・サッカー連盟提供) 〔写真説明〕コスタリカを率いるコロンビア人のスアレス監督=6月14日、カタール・アルラヤン(AFP時事) 〔写真説明〕大陸間プレーオフでニュージーランドを下し、W杯出場を決めて喜ぶコスタリカの選手=6月14日、カタール・アルラヤン(AFP時事)
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