ソフトバンク、鮮やか先制攻撃＝４連打で隅田攻略―プロ野球

　激しい優勝争いで一歩前に出るソフトバンク。西武戦のカード３連勝が懸かるこの日は、一回に鮮やかな攻撃で相手先発の隅田を攻略した。 　先頭の周東、三森がともに初球をたたいて右前へ。犠打で１死二、三塁とした後、柳田が死球を受けて満塁となり、５番のデスパイネは「みんながつないだチャンスを絶対に生かそう」。２ボール１ストライクからの浮いたフォークを捉え、左中間への先制２点二塁打。次の牧原大は、詰まりながらも二塁手の頭の上を越す内野安打に。ルーキーの正木と中村晃も続き、４連続適時打で５点を奪った。 　１０日から始まった勝負の１１連戦。藤本監督は「優勝争いするチームとばかり当たる。主力が万全になってもらわないと」と話していた。その言葉通り、今月に入って新型コロナウイルスによる離脱から復帰した三森や柳田、中村晃は徐々に打撃の状態が上向いている。このまま連勝を重ね、ライバルとの差を広げられるか。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕１回、先制２点二塁打を放つソフトバンクのデスパイネ＝１４日、ペイペイドーム