古橋ら、ほろ苦デビュー＝王者レアルに完敗―サッカー欧州ＣＬ

　【グラスゴー（英国）時事】６日に開幕したサッカーの欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）１次リーグＦ組で、セルティック（スコットランド）の旗手怜央、前田大然、古橋亨梧がホームのレアル・マドリード（スペイン）戦でＣＬ初出場を果たした。 　「半年前は想像もできなかった」（旗手）という大舞台で、昨季王者との真剣勝負に挑んだ。左ボランチで先発した旗手は随所に高い技術を発揮したが、０―３で敗れた試合後は「ああ、これが世界チャンピオンか」とレベルの差を痛感。それでも「肌で感じられて、吸収できたものは大きかった」と多くを得た様子だった。 　一方、ＦＷの２人にとってはほろ苦いデビューとなった。後半から右ＦＷに入った前田大は、同２分の決定機を決め切れず「あっちは決めて、こっちは決めなかった。それはすごく大きな差」と反省。２点を追う後半２７分に登場した古橋も見せ場をつくれず、「ああいう相手でも２点、３点決められるようなチームになっていけたら」と前を向いた。　 　セルティックにとっては５季ぶりのＣＬ出場。大勢が決した後も熱い声援を送り続けたファンに対し、古橋は「こういう素晴らしい雰囲気をつくってくれる人たちに、少しでも結果でお返しできたら」。旗手も「改めて、予選を突破したいという思いが強くなった」と挽回を誓った。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕欧州チャンピオンズリーグで１次リーグのレアル・マドリード戦に出場したセルティックの古橋亨梧＝６日、英グラスゴー（ＥＰＡ時事）