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地域と手を取り発展を=墨田区と包括連携協定―相撲協会


 東京の下町に長く根を下ろしてきた大相撲が、お膝元の墨田区とタッグを組んだ。「区民全体にとっても大変うれしいこと」。8月23日に日本相撲協会との包括連携協定を締結した山本亨区長は強い期待感をにじませた。  これまでも相撲協会では、墨田区の小学生に公式キャラクターの「ひよの山」が描かれたランドセルカバーを贈ったり、両国国技館を新型コロナウイルスワクチンの接種会場として提供したりと、地域貢献に力を入れてきた。今回の協定は相互の関係を一層強化するものだ。  相撲の普及を進める上でも、八角理事長(元横綱北勝海)は「子どもたちに一度は国技館に足を運んでほしい」と願う。いつでも行ける距離にあると、かえって「灯台下暗し」となることも。理事長は「実はまだスカイツリーに上がったことがない。地元にいると」と苦笑交じりに明かした。  いかに接点をつくるかが重要。力士が学校で相撲の歴史などを教える「出前授業」は、子どもの興味を大いに引きそうなアイデア。秋場所(11日初日)では、地元の小学生を国技館に招待し、「すみだ子どもPR大使」として本場所の面白さを発信してもらう計画もある。  海外からの観光客の取り込みを狙う墨田区にとっても、相撲文化は格好のアピール材料。「相撲という世界に誇れる資源を生かした魅力的な観光施策を生み出していきたい」とは山本区長。連携による効果が期待できる分野はまだまだありそうで、一層の発展に向けて互いに知恵を絞っている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本相撲協会からランドセルカバーを贈呈され、親方衆と記念撮影する山本亨区長(右から2人目)=2020年4月6日、墨田区役所(日本相撲協会提供)
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