仙台育英ナインが凱旋＝東北勢初Ｖ遂げ報告会―高校野球

　第１０４回全国高校野球選手権大会で東北勢初の優勝を遂げた仙台育英高校（仙台市）の野球部員らが２３日、地元に凱旋（がいせん）し、同校で優勝報告会に臨んだ。現地で応援した在校生や教職員らが集まって健闘をたたえ、佐藤悠斗主将は「東北のすべての皆さんにとって、この夏のいい思い出になったことをすごくうれしく思う」とあいさつした。 　ナインらは新幹線で、福島県南部に跡地がある「白河の関」近くを通過。須江航監督は「歴史が本当に変わったんだな、と思えた」と感慨深げだった。仙台駅に到着すると、幅広い年齢層の人々から温かく出迎えられ「野球が好きな人だけにとっての白河の関越え、東北の初優勝じゃない、と思った。多くの人たちの希望や、やる気につながれば」と、反響の大きさを実感していた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕第１０４回全国高校野球選手権大会で、東北勢として初の優勝を果たし、母校に凱旋（がいせん）した仙台育英ナインら＝２３日午後、仙台市宮城野区 〔写真説明〕第１０４回全国高校野球選手権大会で、東北勢として初の優勝を果たし、母校に凱旋（がいせん）した仙台育英ナイン＝２３日午後、仙台市宮城野区