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春夏連覇へ、野手にもタレント=高松商の浅野は通算64発―高校野球・打者の注目選手


 3度目の春夏連覇に挑む大阪桐蔭は野手にもタレントがそろう。高校日本代表の1次候補にも選ばれている松尾は、1年秋からベンチ入りした強肩強打の捕手。大阪大会では7試合計1失点に抑えた好リードに加え、東海大大阪仰星戦の2打席連発を含む3本塁打を放って高校通算35本まで積み上げた。  5番に座る海老根も高校代表候補に名を連ね、春の選抜大会は準々決勝と決勝でアーチを架けた。2番谷口と4番丸山は選抜でともに打率6割をマーク。大阪大会で計54得点と迫力満点の打線で4年ぶり6度目の夏の頂点をうかがう。  高松商の浅野は上背はないがパンチ力のあるスラッガー。昨秋からは両打ちに挑戦している。香川大会で1番に入り、決勝で高校通算64号など3安打3打点と躍動。50メートル5秒台の俊足も大きな武器だ。昨年の全国選手権は2試合で7打数4安打、1本塁打。主将として臨む今夏はいかにチームを引っ張るか。  九州国際大付の佐倉は2年生の強打者。身長182センチ、体重104キロの恵まれた体格を生かし、昨秋の明治神宮大会では準決勝の大阪桐蔭戦で本塁打を放った。今春の選抜はノーアーチだったが、広陵戦で3安打するなどベスト8進出に貢献した。  横浜の緒方は1年生だった昨夏の広島新庄戦で逆転サヨナラ3ラン。この夏も名門のリードオフマンを務め、神奈川大会で5割超の打率を残した。  九州学院の村上慶はプロ野球ヤクルトの主砲、宗隆内野手の弟。兄に似た大きな体と勝負強さが持ち味。最後の夏に初めてたどり着いた甲子園で豪快な打撃を見せられるか。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕選抜高校野球決勝・近江戦で2ランを放つ大阪桐蔭の松尾=3月31日、甲子園 〔写真説明〕適時打を放つ高松商の浅野=2021年8月19日、甲子園
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