照ノ富士「今年こそ」＝名古屋での初賜杯狙う―大相撲新番付

　名古屋場所に初めて横綱として臨む照ノ富士が２７日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋でオンライン会見し、「まだ名古屋での優勝はない。今年こそ、という気持ちがある」と抱負を述べた。昨年は昇進を決めた思い出深い場所だが、白鵬との１４戦全勝相星決戦に敗れて賜杯には届かなかった。 　休場明けだった５月の夏場所では、３場所ぶり７度目の優勝を遂げた。場所後には出稽古が一時解禁された中、他の部屋には出向かなかった。「今までやってきたことで十分。とりあえず順調にきている」。両膝などに古傷を抱えており、稽古の番数は限られる状況。基礎運動もみっちりこなしながら、ぶれずに初日を待つ。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕オンライン会見で名古屋場所への抱負を述べる横綱照ノ富士＝２７日午前、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋（日本相撲協会提供）