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パリ世代、幸先良い船出=大岩監督の初陣で優勝―サッカーU21日本代表


 2024年パリ五輪を目指すサッカーのU21(21歳以下)日本代表は、29日までドバイで行われたU23(23歳以下)国際大会で優勝。昨年12月に大岩剛監督が就任してから最初の公式戦で幸先の良いスタートを切った。  3試合で全選手が起用され、いずれも無失点勝利を収めた。29日のU23サウジアラビア代表との決勝は押し込まれる時間もあったが、コンセプトに掲げる前線からの連動したプレスがはまった。1―0で逃げ切り、指揮官は「勇気を持ったDFラインの設定、GKとの連係も非常によかった。全員の守備、攻撃の意識が出ていた」と評価した。  この世代には既にA代表のMF久保(マジョルカ)がいるが、他にも楽しみな存在が多い。18歳の大型DFチェイス(福島・尚志高)、サウジ戦で決勝点を挙げたFW細谷(柏)らは将来性の高さをうかがわせ、FW荒木(鹿島)、DF西尾(C大阪)はA代表候補の合宿を経験。MF松木はF東京で先発を重ねる。  大岩監督は今後のメンバー選考で「基準はA代表に入ること」と高い意識を要求。ベルギーでプレーするMF斉藤(ロンメル)は「全員が上(A代表)を狙うつもりでやっていかないといけない」と意気込みを新たにした。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ドバイで行われたサッカーのU23国際大会で優勝し、喜ぶU21日本代表の選手ら=29日、アラブ首長国連邦・ドバイ(日本サッカー協会提供)
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