八角理事長を再選＝「伝統継承、土俵充実が使命」―相撲協会

　日本相撲協会は２８日、東京・両国国技館で理事会を開き、２年の任期満了に伴う理事長改選で、現職の八角親方（５８）＝元横綱北勝海、本名保志信芳、北海道出身＝を互選した。 　八角理事長は相撲協会を通じ、「大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実を使命として、一生懸命に取り組んでいく」との談話を出した。新型コロナウイルス対策や収益構造の改革などの課題解決も求められる。 　理事会に先立って開いた評議員会で、理事候補に決まっていた親方１０人と外部の理事を選任。芝田山広報部長（元横綱大乃国）によると、新理事１３人による理事会では、八角理事長の続投に対する異議は出なかった。 　八角理事長は、２０１５年１１月に在職中の北の湖理事長（元横綱）が急死した後、代行を経て同年１２月に就任。１６年の改選からは４期続けての選出となった。　（了）【時事通信社】