友野、初の大台＝世界フィギュア

　友野がＳＰの自己ベストを４点以上も更新し、１０１．１２点。ついに念願だった大台に乗せ「僕もこれだけできるんだぞ、ということを示せた」と実感を込めた。 　４回転―３回転の連続トーループ、４回転サルコー、トリプルアクセル（３回転半）を完璧に決め、滑り終えるとかみしめるように両拳を握った。「今までやってきたことが全て詰まったＳＰ」と誇らしげに言った。 　今大会は羽生結弦、その代わりの三浦佳生も欠場し、回ってきたチャンスだった。４年前は羽生の欠場による代替出場で５位。今回はさらに上を目指せる位置につけ、「もっともっと高みを目指せる。友野一希のスケートをぶつけるだけ」。気合十分に語った。（モンペリエ時事）【時事通信社】