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ヤクルトの奥川、自在な緩急に手応え=本拠地開幕戦へ準備整う―プロ野球オープン戦


 ヤクルトは29日の巨人戦が本拠地開幕戦。その先発を任される奥川が、オープン戦最後の登板で大きな手応えを得た。  6日の登板では立ち上がりに失点したが、反省を生かしてこの日は西武打線を3人で退けた。二回は1死から連打を許したものの、栗山と愛斗を見逃し三振に仕留めた。三回以降は変化球を増やし、制球の良いスライダーやカーブで優位に投球。「変化球の中でも緩急をつけたり、真っすぐもスピードを変えたりということができた」と満足そうだった。  74球で5回を投げ、1失点(自責0)、6奪三振、無四球と安定感抜群。投球自体はほぼ文句なしだったが、五回無死一塁の打席では、走者を送れずに結局二ゴロ併殺打。「流れをすごく悪くしてしまった」。その裏に味方の失策が絡んで追い付かれただけに、深く反省していた。  中10日で神宮のマウンドへ向かう。「一発目の試合はすごく緊張感があるのでドキドキする。何とか勝ちたい」。気持ちも整え、自身の開幕に備える。(了)【時事通信社】
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