岸、あえてのピンチでも＝プロ野球オープン戦・楽天

　楽天の岸は安定していた。二回無死一塁から、三塁の渡辺佳が二塁封殺を狙ったプレーは微妙な判定でセーフになったが、ピンチでの投球を見たい石井監督はあえてリクエストしなかった。 　この後、大和を遊ゴロ併殺打に打ち取った岸に、監督は「走者を背負ってからが勝負なんで。そこで質のいいボールを投げ切ってくれていた」と満足そうだった。 　岸はカーブも有効に使い、６回２失点と好投。自己評価も高く「投げている感じもよかったし、いろいろなシチュエーションで投げることができた」と明るい表情で話した。（了）【時事通信社】