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今季2勝目「すごく前向きに」=高梨、新たな一歩踏み出す―ジャンプ女子


 【リレハンメル(ノルウェー)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は2日、ノルウェーのリレハンメルで個人第14戦(HS140メートル、K点123メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が今季2勝目、通算62勝目を挙げた。スーツの規定違反による失格があった2月の北京五輪以来の実戦で優勝を果たし、「きょうの試合を終えて、すごく前向きにいられている」と話した。  公式練習の1回目から134.5メートルの大ジャンプ。練習2回目や予選、試技でも安定した飛躍を重ね、本番は130メートル台を2本そろえた。強い追い風の中でも乱れない空中姿勢で高く美しい飛行曲線。着地のテレマークこそ完全には入らなかったが、飛型点も上々で「とにかくいいパフォーマンスを見てもらうためにどうしたらいいかに集中できた」と振り返った。  技術をゼロから見直し、4年かけて「自分のジャンプ」をつくり上げてきた。五輪では一端しか見せられなかった完成形に近い飛躍を改めて披露した形だ。  五輪では混合団体の1回目で失格に。責任を感じて失意の底に沈み、競技をやめることまで考えた。前週のW杯を「心の整理」のために欠場しても気持ちが切り替わらなかったが、ファンや仲間の温かい言葉に背中を押されて前に進めた。今大会前には国際スキー連盟の関係者と話し合いの場を持てたといい、「次に向けて同じこと(規定違反)が起こらないためにどうするかを話せた」。  新たな一歩を踏み出せた大きな1勝。この一戦は、新型コロナウイルスの影響で中止となった札幌大会の代替試合だった。来季以降、日本開催のW杯でビッグジャンプを見せる機会もあるはずだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕W杯女子個人第14戦を制し、表彰式で笑顔を見せる高梨沙羅=2日、ノルウェー・リレハンメル(EPA時事)
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