山下会長、ロシア除外を支持＝「プーチン名誉会長」認めず―ＪＯＣ

　日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下泰裕会長は１日、東京都内で報道陣の取材に応じ、ウクライナ侵攻に踏み切ったロシアをスポーツ界から締め出す動きについて、「国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）、国際柔道連盟（ＩＪＦ）の判断を全面的に支持している」との考えを示した。 　ウクライナ侵攻を受けＩＯＣはロシアと同盟国ベラルーシの選手を国際大会に参加させないよう勧告。ＩＪＦはロシアのプーチン大統領に対し、名誉会長と大使の資格を停止すると発表した。 　柔道の五輪金メダリストでＩＪＦ理事を務める山下会長は柔道愛好家のプーチン氏と親交があり、過去にロシアの勲章を受章した。山下会長は「皆さんが思っているほど親しいわけではない」と述べ、「プーチン大統領が名誉会長の座にいることは好ましくない。私の考えははっきり（ＩＪＦに）伝えた」と話した。　（了）【時事通信社】