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亀田兄弟勝訴、賠償金1億円=二審もJBCの違法性認定―東京高裁


 プロボクシング元世界王者の亀田興毅、大毅氏ら3兄弟が、違法な処分を受け国内で試合をする機会を奪われたとして、日本ボクシングコミッション(JBC)に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、東京高裁であり、石井浩裁判長は一審の4550万円から約2倍に増額した1億10万円の支払いを命じた。一審に続き、処分は違法とした。   大毅氏は2013年12月に行われた王座統一戦に臨み、計量で失格となった相手に敗れた。JBCはこの際、タイトルの扱いをめぐる説明で亀田ジム側が混乱を招き、信用を損ねたとして、ジム会長とマネジャーのライセンス更新を認めない処分を下した。この処分で、三男の和毅選手を含む3兄弟は国内での試合を行えなくなった。  一審東京地裁は20年1月に処分は違法と認定して賠償金の支払いを命じたが、同年2月に双方が控訴していた。  興毅氏は東京都内で開かれた記者会見で、「こういう結果が出て、ほっとしている。勝利宣言と言えるのではないか」と話した。JBCの永田有平理事長はオンラインでの会見で「判決の金額については驚いている。内容を精査して、今後の対応を考えていきたい」と述べた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕東京高裁判決を受け、記者会見するプロボクシング元世界王者の亀田興毅氏(左)と大毅氏=24日、東京都千代田区
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