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3季ぶりトップリーグ復帰の信州ブレイブウォリアーズがBプレミア初勝利 ジャッド・フラベルHC「セカンドチャンスを生み出せたことが大きな要因」




 Bリーグ(Bプレミア)西地区の信州ブレイブウォリアーズは9月28日から29日にかけて、ホームのホワイトリングで東地区の富山グラウジーズと対戦。第1戦は85-99で敗れたものの、第2戦は99-81で勝利し、今季初白星を獲得。2年ぶりの「北信越ダービー」を1勝1敗で終えた。



 8季続けてチームを率いた勝久マイケル氏が退団し、ジャッド・フラベルヘッドコーチ(HC)があらたに指揮を執る今季の信州。第1戦では、富山の激しいオフェンスとディフェンスに後手を踏み、ファウルトラブルやディフェンスの連携などでミスが多発するなど、リズムを作ることができなかった。一方、勝利した第2戦では、重要な局面でオフェンスリバウンドを連続で獲得。チームで57リバウンドを奪い、セカンドチャンスポイントで24対3と富山を上回るなど、Bプレミア初勝利を手にした。



 信州は第2戦では、キーボン・ハリスが両チーム最多の30得点、マイク・ダウムが27得点、エリエット・ドンリーが18得点を記録。試合後、フラベルHCとハリスが記者の質問に応じた。



27得点を挙げたマイク・ダウム©Basketball News 2for1


ジャッド・フラベルHCの富山戦第2戦後のコメント



ーー富山戦第2戦の総括



全てはメンタリティーの部分だったと思います。第1戦から学んだことに対して、今日(第2戦)はアジャストできました。それでも自分たちにはまだ成長し続けられる可能性が十分にあると感じています。今季初となる勝利を挙げることができました。第1戦から第2戦に対して選手たちが見せた反応を誇りに思います。



ーーリズムをつかめた要因は



3ポイントシュートも大きかったです。われわれには優れたシューターが揃っているので、彼らには自信を持ってシュートを打ち続けてほしいと思っています。今日のシュートの多くは、適切なスペーシングやわれわれのシステムから生まれたものでした。ああいうプレーができれば、どこからシュートが打たれるか予測し、リバウンドに備えてポジションを取ることができます。



オフェンスリバウンドの数(20本)は、われわれのシュート選択が適切だったことの証と言えます。シュートの成功率自体は決して高くはありませんでしたが、リバウンドに備えることでセカンドチャンスを生み出せたことが、今日の勝利の大きな要因でした。



チーム全員でオフェンスリバウンドを制し、相手に大きなダメージを与えた選手たちの働きは素晴らしかったと思います。



記者の質問に答えるジャッド・フラベルHC©Basketball News 2for1


ーーキーボン・ハリスの活躍について



キーボンについては多くの外国籍選手がそうであるように、初めての国やリーグでの試合では、審判のジャッジの傾向などに適応する必要があります。彼自身も言っていますが、適応しなければならないのは彼自身です。彼だけでなく、私たち全員にとって、その状況を理解し、審判がどう判定を下すかを見極め、それをどう自分たち優位にするのかという点が重要でした。



昨日はそれがうまくできず、キーボンにとって少しリズムを崩すような試合になってしまいました。しかし今日は、ファウルを誘ってフリースローの機会を得るなど、うまく対応できていました。素晴らしい修正能力だと思います。こうしたプレーは、チーム全体のパフォーマンスに大きく貢献するはずです。今日の彼の働きは素晴らしかったと思います。



ーーディフェンスでも崩れなかった



私たちにはいくつかのラインナップの選択肢がありますし、ウイングの選手たちにはサイズもあります。そのため、守り方を変えるチャンスはたくさんありましたし、第1戦でもそれを試みたのですが、コミュニケーションがうまくいきませんでした。第1戦から第2戦にかけて学んだ最大の教訓は、スイッチするラインアップやスイッチ・ディフェンスを採用するなら、高いレベルのコミュニケーションが必要だということです。



今日はその点が改善され、ずっと良くなっていました。現代のバスケットボールを見ればわかるように、それができれば相手のボールムーブメントをうまく封じることができます。第1戦では、まさに相手にそれをやられてしまいました。加えて、ボールを動かす動きについても良くなっていたと思います。今後の試合でどうなるかは分かりませんが、シーズン序盤の段階で、様々なチームや異なるプレースタイル、戦術を経験し、そこから学びを得られたことは、われわれにとってプラスだったと言えます。



ーー試合終盤、リードしていても連続でタイムアウトを取った理由は



実は「2つの試合」が同時に行われています。一つは単純にその試合に勝つこと。もう一つは、得失点差という側面です。私の出身であるニュージーランドやオーストラリアのリーグでは、プレーオフに進出できるかどうかが得失点差で決まることがよくあります。私たちにとって点差を広げることは重要でしたし、選手たちもそれを理解していました。試合前にその話をしたわけではありませんが、タイムアウトの際に、何が懸っているのかを再確認するためにその点について触れました。



今後も、得失点差をどう扱うかは各チームの哲学に関わる部分だと思いますが、私たちとしては最後まで攻め続ける姿勢でいたいと考えています。すべての勝利が重要であることはもちろんですが、得失点差も同じくらい重要な要素だと認識しています。



キーボン・ハリスの富山戦第2戦後のコメント



ーー第1戦からのどのようにバウンスバックしたか



特にディフェンスのところで、よりアグレッシブにやらないといけないなという学びがありました。昨日の試合を「個人的な責任」として自分で強く捉えて臨みましたし、「今日は絶対に勝たないといけない」という気持ちで来ました。



ーーアタックの意識が高かった



審判のことを気にせずに、チームのために自分をコントロールしながらどんどんアタックしていきました。



チームをけん引したハリス(右)©Basketball News 2for1


ーーBリーグ2戦目で30得点を記録したが、Bリーグに順応した感触はあるか



徐々に調子は上がってきています。普段なら決めているようなシュートを何本か外してしまいましたが、間違いなく素晴らしい試合でした。ディフェンスではかなり良いプレーができたと思いますし、チームに貢献できたと感じています。相手のベストプレーヤーをマークする役割を担いつつ、オフェンスでもチームをけん引し、周囲を助ける存在でありたいと常に思っています。今後も攻守両面でアグレッシブにプレーし、チームを勝利に導きたいです。



ーー前半でオフェンスリバウンドを多く取れた要因は



私たちは相手にプレッシャーをかけて、リバウンドを制するプレーを好みます。昨日はそのあたりが少し緩慢になってしまっていたので、今日の試合ではそこを徹底しようと意識しました。自分たちのサイズのアドバンテージを生かそうと考え、実際にそれをうまく利用して勝利を収めることができました。



ーー初勝利後の会場の光景はどのように見えていたか



素晴らしい経験でした。試合後にスピーチをしたのは初めてだったので、心に残る思い出になりましたし、これからのシーズンも楽しみです。



(芋川史貴)


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