今年初めて行われたBリーグドラフトで、サンロッカーズ渋谷(現・東京サンロッカーズ)から1巡目1位で指名を受けた山﨑一渉。正確な3ポイントシュートはもちろん、201cmの長身を生かしたリバウンド力やフィジカルなディフェンスも強みであり、今夏に行われた国際強化試合では日本代表のメンバーにも選出された。
プロとしてキャリアをスタートさせる今シーズン。東京SRの起爆剤としても期待がかかる23歳のフォワードに、日本代表への思いや東京SRの一員としてプロキャリアをスタートさせることなどについて聞いた。

明成高校からアメリカへ「塁さんに憧れていた」
ーーラドフォード大学からノーザンコロラド大学へ行って、大学時代を振り返ってみてどうでしたか
高校からアメリカの(全米大学体育協会)1部の大学に行ってということで、最初は行ったときはすごくレベルが違った。本当にチームの中で一番自分が下手だなっていう感じがして、でもそういうことは日本では経験できなかったことですし、自分にとって本当にプラスになった4年間だったなと思います。
ーー明成高校からアメリカの大学へというのは、八村塁を想像される方も多いと思いますが、ご自身としてもそういうイメージがあってアメリカの大学に進んだのでしょうか
そうですね。塁さんに憧れていたというのもあって、アメリカの大学に行って活躍してNBAに行きたいという思いがあって。それでアメリカの大学に行きました。
ーー大学ラストシーズン、最後の試合でも活躍しましたが、そこを振り返ってみていかがですか
4年目は特に本当に自分がこれまで辞めずにやってきたことが出たシーズンだったなと思います。自分としてもNCAAの1部の舞台でああいうふうにスタートのメンバーで出て活躍するというのは本当に(大学の)1年目から比べるとすごく大きなステップだった。そこは自分でもよくできていたなと思います。

「しっかり経験を積みながら結果を出していきたい」
ーー注目のBリーグドラフトで、1巡目1位で指名された時の心境は
(指名時は)時差もあったんですけど、(1位指名は)すごく驚きと、素直に光栄だなと思いました。
ーーシーズン中での指名で悩む時間もあったと思います。入団を決めた理由は
指名をいただいたのはシーズン中だったので、いったんシーズンに集中して、シーズンが終わった後に考えて。いろいろな人にも相談をして、やっぱり自分の中でも、自分が一番成長できる環境に身を置いて、しっかり経験を積みながら結果を出していきたいという思いがありました。それが一番できるのは、指名していただいたサンロッカーズに行ってプレーすることだなと思ったので、それが決め手になりました。
ーー日本代表の合宿から佐賀でのモンゴル戦に出場しました。試合はいかがでしたか
チームとして1勝できて。初日(8月9日のモンゴル戦)は負けてしまったのですが、二日目(8月10日のモンゴル戦)に勝てたのは良かったかなと思います。でも、自分のパフォーマンスとしては本当に何もできなかったなという印象です。

ーー力を出せなかったなと思う要因はありますか
シュートが入る入らないはあると思いますが、それ以外のところでチームに貢献できなかったというところが自分としては大きいと思っています。リバウンドだったり、ディフェンスの部分で自分の体の大きさを生かして、もっとできた部分があったかなと思います。
ショーン・デニスHCのスタイル「すごく合う」
ーーショーン・デニスHCのバスケットを体験してみての印象は
このチームにすごく合うバスケットだなと思いますし、自分自身にもすごく合うと思います。
ーーチームとしての目標はありますか。そしてこれからプロバスケットボール選手として目指す姿は
自分としてはシュートが入る入らないではなくて、それ以外にチームにインパクトを残して勝利に貢献できる選手になりたいと思っています。やっぱりそこが一番今の自分の大きな課題でそれを克服しないと先も見えてこないと思うので、そこは本当にやり続けたいなと思います。チームとしてはCS(プレーオフ)に出場して優勝したいなと思っています。
ーー最後に、久しぶりに日本でシーズンを過ごすと思いますが、楽しみなことはありますか
毎年夏は帰ってきていたので、この時期はまだ日本にいるかなぁ、くらい。お正月とか楽しみです。まぁ(試合でお正月は)ないとは思うんですけど(笑)。楽しみです。

(金野恵理)
