バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング22位)は8月15日と16日の両日、東京都の有明アリーナで韓国代表(同57位)と強化試合を行った。
15日の第1戦では、2024年のパリ五輪以来2年ぶりの代表復帰となった八村塁と河村勇輝が出場を果たすと、序盤から八村が9得点を挙げるなどして11-0のランを展開。その後もチーム最多となる22得点を挙げた八村を中心に危なげなく試合を進め、最終的には88−68と20点差をつけて快勝した。
八村と西田優大、富永啓生が欠場となった第2戦では、第1クォーター、先発した佐々木隆成の3ポイントシュートで先制すると、そこから13−0のランでリードを広げる。第2Qも富樫勇樹や佐々木の3Pシュートでさらに点差を広げると、第3Qでは河村がゴールに切りこみ韓国のファウルを誘うなど自らリズムをつくり、主導権を渡さない。第4Qも攻勢は続き、最終的には95−66で勝利。韓国との強化試合を2連勝で終えた。
日本は第2戦では、河村が3Pシュート4本を含む24得点6リバウンド3アシスト、佐々木が17得点4アシスト、富樫が12得点、齋藤拓実が10得点5アシストを記録するなど、ガード陣が活躍。チーム全体で17本の3Pシュート(成功率45.9%)を沈めるなど、高確率で得点を重ねた。
今後、FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window4の試合に挑む日本代表は、27日にアウェーでサウジアラビア代表と、30日に有明アリーナでカタール代表と対戦する。
韓国戦第2戦後の記者会見に登場した桶谷大HCと佐々木、河村のコメントと囲み取材で記者の質問に答えた川島悠翔と馬場雄大のコメント、第1戦後に取材に応じた八村とシェーファーアヴィ幸樹、ジェイコブス晶のコメントを一部紹介する。
桶谷大HCの韓国戦・第2戦後のコメント
ーー第2戦の総括
今日(第2戦)の試合前にこの前の(FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア予選)Window2で韓国さんに勝って、その次の試合(韓国での強化試合)でかなりフィジカルなプレーをしてきた韓国さんに負けてしまった。ですけど、それに対して彼らがバウンスバックしてというところで、今日「プレーとして必要なプレーヤーはファイターである」という話をして、選手たちをコートに送りこみました。そこで選手たちも本当にみんなファイターになって、昨日(第1戦)正直あまり出場時間がなかった(ジェイコブス)晶ですね、かなりいい仕事をしてくれたことによって、今日こういうゲームができたのではないかなと思います。
もちろん出だしもいいスタートがあった中で、どうしてもセカンドユニットのところで、というところが昨日あったのですが、今日はそこの部分で晶がいい仕事をしてくれたおかげでこういうゲームになったのではないかなと思います。もちろん、ジョシュ(ホーキンソン)は今日点数を取ってないんですけど、そこでシュリンクしたところをまわりのガード陣がしっかり決めてくる。インサイドアウトができて、自分たちがやりたい展開でいいバスケットができたのではないかなと思います。
佐々木隆成の韓国戦・第2戦後のコメント
ーー第2戦の総括
今日はけが人というかコンディション調整・不良の選手がいて、個人的にはいつもと違うマインドセットが必要でした。得点を取りにいくというところでチームに貢献できてよかったなと思いますし、これから2連戦負けられない戦いが待っているので、そこに勢いをつけられたのは良かったのではないかなと思います。
河村勇輝の韓国戦・第2戦後のコメント
ーー第2戦の総括
まずはこの2連戦をしっかりと勝ちきれて良かったなと思います。昨日の試合と同様に今日最初の5分間ですかね、相手の得点を無失点に抑えてランできてたことが自分たちの流れをつくれた要因だったのかなと思います。
また、今日主力の選手がいない中でのスタートで、(佐々木)隆成さんが2番として違う役割を持ちながら試合の最初でゲームの流れをつくってくれたと思います。そういったところもチームとしてステップアップできたと思います。
昨日できなかった40分間しっかり最後まで戦い抜くという課題としてあったところも、第4Qもしっかりと25−12という形でストロングにフィニッシュできたのではないかなというところで、しっかりステップアップできているのではないかなと思います。
川島悠翔の韓国戦・第2戦後のコメント
ーー韓国戦2戦を終えての感想は
なかなかうまくいかなかったと思うのですが、いい経験になりました。
ーー出番が少なかった中でも数字に残らない貢献は見えたが
出られたら全力でやろうと思っていたので、自分のできることをやりました。
ーー佐賀大会、今大会と疲れが溜まっていると思うが、今後の目標は
休んではいられないので。もっと練習して、上を目指して成長していきたいです。
ーー桶谷HCになって合宿などに変化はあったか
練習中はピリッとして気迫を出していて、練習後とかはみんなに声をかけたりして、コミュニケーションを取っていて切り替えがあるので、すごくやりやすいです。
馬場雄大の韓国戦・第2戦後のコメント
ーー失敗をするとどうしても他と比べてしまうことがある中で、「自分にベクトルを向ける。自身の役割を果たす」ということをなぜ続けていけるのか
失敗もプロセスだと思っているので、そこからどう学ぶかというところは常に考えている。やっぱり、どう学ぶかと考えることは自分にフォーカスしないとできないことなので、何がどうであれ起きたことというには自分に必要だからこそ起きたことであって次につながるチャンスだと思っています。そういったところはネガティブにとらえるのではなくポジティブにとらえるようにしています。
ーー後半の富樫勇樹の連続3Pシュートにベンチで喜ぶ姿があった
彼自身代表にも参加しなかった状況で、あれが彼だと思うので、やっぱり彼のパフォーマンスを見た時には嬉しくなるものがありました。
八村塁の韓国戦・第1戦後のコメント
ーー第1戦の総括
最初、出だしああいう感じで出てそこから流れも変わりながらしっかり踏んばって、最後まで当たったので。その中で僕らの課題である、得点だけではなくやるべきことをしっかり押さえながらこの試合をできたところもあったのではないかと思う。またフィルムとかで課題を見て、次の試合につなげたいです。
シェーファーアヴィ幸樹の韓国戦・第1戦後のコメント
ーー八村塁とともに試合をして、彼のスキルなどを感じた点は。また、彼から学ぶことや「ここは負けない」と思う点は
僕は同期であり、彼のすごさをずっと目の前で見てきている。やっぱり、もちろんNBAでもずっと応援していますし彼のファンとして応援している部分もあります。すべてがトップレベルというところは間違いなく、体の強さだったりとかボールコントロール、シューティングの高さ、身体能力。本当にオールラウンドに素晴らしい選手だなと思いますし、これ一つというよりは全てにおいてトップレベルの選手だなとあらためて感じています。
学べるところでいうと、体格的なところでいうと比較的近いところはあるので、彼の体の使い方やフィジカルの使い方というのは自分も真似できる部分はあると思います。そこは自分も上達していかないとなので。全然僕の方がうまくできるって思う部分はぜんぜんないのですが、必死にやることは彼に負けないでできるかなと思います。

ジェイコブス晶の韓国戦・第1戦後のコメント
ーー合宿では八村塁や河村勇輝も参加していたが、どんなことを学べたか
(八村や河村と)一緒にプレーして実際ライブでやる方が学べると思うので、そうやって勉強していきたいです。

ーー第1戦では少しプレータイムが少なかったが、試合の出来としてはどうだったか
ショットは入っていなかったですけどチームの動きとはしっかりできた。ディフェンスの部分では少しミスコミュニケーションがあったんですが、それはやっぱりポジションで4番、3番、2番といろいろとやっていたので。こういう試合ができたのはすごく嬉しいことですしいい経験になったと思います。
