Bリーグ1部(B1)は5月10日、チャンピオンシップ(CS)クォーターファイナル(QF)が行われ、全体4位の千葉ジェッツはホームのららアリーナ東京ベイで、ワイルドカード1位(全体5位)の群馬クレインサンダーズと対戦。85-79で勝利し、シリーズを1勝1敗の五分に戻した。
初戦を落とし、シーズン継続へ後がない状況で迎えた第2戦。千葉Jは渡邊雄太が戦線に復帰するなど、勝利への機運が高まる。第1クォーターから強度の高いディフェンスを披露し、群馬のオフェンスを封じると、攻めてはナシール・リトルやディー・ジェイ・ホグが得点を重ね、25-11とリードして最初のクォーターを終える。しかし第2Q、群馬の中村拓人のアタックなどで点差を詰められ、追い上げを許すと、第3Qには連続ターンオーバーから群馬に追い上げを許し、66-66の同点で最終クォーターへ。
第4Qは一進一退のシーソーゲームで進んでいく中、千葉Jは残り1分5秒にリトルが3Pシュートをヒット。さらにその次のオフェンスポゼッションではホグが3Pを決め、残り38秒で85-79と群馬を突き放す。最後までリードを守り切り、セミファイナル進出へ望みをつないだ。シリーズの勝者が決まる第3戦は、11日の19時5分からららアリーナ東京ベイでティップオフとなる。
第2戦では、リトルが33得点7リバウンド、ホグが22得点7リバウンドを記録。試合後の記者会見ではトレヴァー・グリーソンHCとリトル、ホグが記者の質問に答えた。

トレヴァー・グリーソンHCの群馬戦後コメント
――群馬戦・第2戦の総括
この試合を楽しまなかったら、バスケットボールファンではない」と言えるほど内容の詰まった試合でした。いい出だし、いい強度で第1Qをスタートできましたが、第2Qと第3Qで自分たちが崩れる場面が多かったです。特に第3Qの入りで4連続ターンオーバーがあり、相手にエナジーを与える形になってしまったので、そこは修正が必要です。
しかし、流れが相手(群馬)にある中でも、チームで団結して本当に粘り強く最後まで戦い抜きました。特にナシール選手。最後まで勝ちたいという気持ちがビッグプレーに繋がり、彼が勝利に大きく導いてくれました。明日(第3戦)に向けてしっかり準備したいです。

――チームと個人のスキルの好循環について
正直に言えば、第1Qのディフェンスを40分間続けられればいいのですが、群馬さんは本当に素晴らしいチームです。怪我人がいても最後の最後までプレーしていましたし、シーズンの最後の方で13連勝ほどして、非常に勢いに乗っていました。
これがプレーオフのバスケットなんだなと思わされるタフな試合でしたが、どんな状況でもチームとして団結してやり続けることができました。これを明日にしっかり繋げていきたいです。
ナシール・リトルの群馬戦後コメント
--群馬戦・第2戦の総括
本当にタフな試合で、最後までハードに戦い抜くことができました。チームとして崖っぷちの中、全員が出し切らないと勝てないというのは分かっていたので、そこをしっかり出し切ることができてよかったです。

--第3戦への意気込み
アグレッシブに戦い抜くことがすごく大事です。プレーオフということで自分の中でいいプレーをしないといけないと思う中で、こういう状況だからこそディフェンスが大事になってきます。ディフェンスでしっかりストップできれば自分たちのトランジションに繋がり、それがイージーポイントになってオフェンスのプレッシャーを和らげることができます。
ディー・ジェイ・ホグの群馬戦後コメント
--群馬戦・第2戦の総括
いい試合でした。崖っぷちの中、チームとしてしっかり応えて最後まで戦い抜くことができました。スタッツを見るとターンオーバーがわずか5つ、相手のオフェンスリバウンドを9本に抑えたことが大きかったです。こうした細かい部分の徹底と正しいプレーが結果に繋がりました。今日はよりハードにプレーできたと感じています。

ーー渡邊雄太復帰のインパクトについて
本当に戻ってきてくれて嬉しいです。今日の勝利に大きな役割を果たしてくれました。チームのリーダーの一人であり、オンコートでもオフコートでも大きなインパクトを与えてくれます。
ーーリトル、渡邊との「3フォワード」の連携への手応え
この3人がいる時はスモールラインナップになりますが、非常にいいと感じています。ケミストリーも深まっていますし、守備でのスイッチもできます。オフェンスでもいい流れを作ることができるので、必要な時にチームに勢いを与えてくれるラインナップだと手応えを感じています。
(髙山慎之介)
