Bリーグ1部(B1)は4月4日と5日の両日、各地でレギュラーシーズン第29節が行われ、東地区の千葉ジェッツはアウェーの広島サンプラザホールで西地区の広島ドラゴンフライズと対戦した。
第1戦は広島の粘り強いディフェンスに苦しみ、79-85で敗戦となった千葉J。第2戦はスターティングファイブを変更し、田代直希を先発で起用する。試合開始序盤から田代を中心に強度の高いディフェンスを展開し、原修太のファストブレイクからディー・ジェイ・ホグの得点につなげてリズムをつかむと、第1クォーターで8-0のランを記録。第2Qもナシール・リトルを中心に得点を重ね、49-42と7点リードで前半を終了する。一進一退の展開が続き、69-63で迎えた第4Qはドウェイン・エバンスを中心とする広島のオフェンスに苦戦。終盤には一時逆転を許したものの、千葉Jはリトルやホグの得点で食らいつき、試合はオーバータイムに突入する。延長戦ではリトルが3ポイントシュートとレイアップで5得点を稼ぎリズムをつかむと、ホグや田代が得点を重ね、粘る広島を振り切り、100-96で激戦を制した。
千葉Jは第2戦では、ホグが30得点とチームをけん引する活躍を見せ、リトルが28得点16リバウンドのダブルダブル、富樫勇樹が17得点を記録。連敗を3で止めた。広島戦を終えた千葉Jは8日にホームで同地区の越谷アルファーズと対戦する。
第2戦後の記者会見では、トレヴァー・グリーソンHCと田代が記者の質問に答えた。

トレヴァー・グリーソンHCの広島戦後コメント
――広島戦の総括
まず昨日(第1戦)の試合を受けて、しっかりチームとして反応できたことは本当に良かったなと思いますし、スタートから本当にディフェンス強度を高く入ることができて、相手のターンオーバーを誘発できたことも本当に良かった。試合を通して7点、10点をずっとリードした状態だったのですが、タレントが揃っている広島さんに対して、ドウェイン・エバンス、クリストファー・スミスがホットになった時に対して、受け身になった部分がありましたが、オーバータイムに入ってから、カムバックしてきた広島に対してしっかり落ち着いて対応できたのも、あのビッグショットも決めたのも本当に良かったなと思いました。

――連敗が続いた中で、この1勝をどのように評価するか
この勝利を受けて、チームとしてどういうチームでいるべきかというところが本当に証明できたのかなと思います。けが人が多く出た中で、水曜日、土曜日も負けて、本当にチームとして逆境ではあったのですが、ここが大きなテストだったことをわかっていた。千葉のプライドを出すことができて、どうプレーするかがすごく大事な中で、気持ちを込めてプレーできて、リーダーグループが引っ張ってくれたことにも感謝しています。
――第2戦でスタートに田代を起用した意図と、彼が体現したプレーの評価について
まずスタートを変えたところで言うと、エバンス選手。あの背の高いラインナップに対して自分たちも大きなラインナップに変えるところと、原修太をポイントガードにして、ディフェンス戦術のところではあるのですが、そこを変えた。田代選手に関しても、本当にシーズンを通しても一貫性を持って常に同じパフォーマンスを出してくれるので、直近少し調子が悪い時もあったのですが、この試合ではディフェンスも含めて本当にアグレッシブだったなと思いました。
田代直希の広島戦後コメント
――広島戦の総括
得点力のあるチームだったので、96-100というハイスコアゲームになってしまって、もっともっと詰めなきゃいけない部分がいっぱいあって、それなのに広島さんの得点力を上回ってくるという、僕たちとしては、すごく苦しい展開だったんですが、ここ最近なかなか自分たちの思うようなバスケが体現できていない中で、こうやって勝ちにつながったのはすごく良かったなとは思います。

――スタメンを告げられたタイミングと、HCから伝えられた役割について
朝のミーティングの時に「スタートで行くぞ」と言われました。「ディフェンスのところでハードに行って欲しい、前からプレッシャーをかけて欲しい」と。原修太がスタートでPGをやらなきゃいけないので、体力を温存させておきたいので、相手のベストオフェンスの選手、 エバンス選手に僕がしっかりマークして、嫌がらせをしてほしいということは言われました。
――地区首位を狙う中で、負けられない戦いが続くが、チームのステップアップのために必要だと思うことは
チームでルールを決めて試合に挑んでいるのですが、試合中にアップテンポな展開になったり、メンタル的に落ち込んだり、疲労が来たりしてくると、やろうという僕たちの約束事を逸脱してしまうことが問題だと思うので、そこをいかなる時も、約束事を僕たちがやらなきゃいけない。この場所に戻ってくるというのが大切かなと思います。
