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カカオ創業者ら韓国富豪、資産の半分以上を寄付へ

  • 2021年03月02日 14:31:00

【ソウルAFP=時事】韓国最大手のメッセージアプリ「カカオトーク」の創業者の金範洙(キム・ボムス)氏は今月、推定96億ドル(約1兆円)相当の資産の半分以上を寄付すると発表した。社会問題を解決したいとの思いがあったという。家族経営の財閥の影響が大きい韓国で、富豪がこのような寄付を申し出るのは異例。(写真は韓国の料理宅配サービス最大手、ウーワ・ブラザーズ創業者の金逢進(キム・ボンジン)氏。ソウルにて)
 また、韓国の料理宅配サービス最大手、ウーワ・ブラザーズ創業者の金逢進(キム・ボンジン)氏と同氏の妻も今月、著名投資家ウォーレン・バフェット氏とマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏、妻のメリンダ・ゲイツ氏が立ち上げた慈善団体「ギビング・プレッジ」に登録したと発表。ギビング・プレッジは、巨額の資産を持つ富豪らに保有資産の半分以上を寄付するよう呼び掛けている。
 韓国の富豪は財閥出身者が多いが、範洙氏も逢進氏も労働者階級出身。逢進氏は、富に価値が生まれるのは「社会で最も貧しい人に最も恩恵をもたらすために」富が使われる時だと述べている。
 ギビング・プレッジのウェブサイトによると、世界中の富豪200人以上が同団体に登録。東アジアでは登録が進んでおらず、中国、香港、台湾から数人の申し出があるのみで、日本の登録者は一人もいない。【翻訳編集AFPBBNews】

〔AFP=時事〕(2021/03/02-14:31)
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