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欧州最高齢の仏修道女、コロナから回復し117歳に

  • 2021年02月12日 12:44:00

【トゥーロンAFP=時事】新型コロナウイルスに感染後、回復した欧州最高齢のフランス人修道女が11日、117歳の誕生日を迎え、好物のデザート、ベイクドアラスカなど、ごちそうで祝った。(写真は仏南東部トゥーロンの高齢者施設で、祈りをささげる欧州最高齢の修道女シスター・アンドレことリュシル・ランドンさん)
 シスター・アンドレとして知られるリュシル・ランドンさんは1904年2月11日生まれ。2度の世界大戦を生き抜いた。
 ランドンさんが暮らす南東部トゥーロンの高齢者施設では新型ウイルスで10人が死亡した。ランドンさんも感染が確認されたが、無症状だったという。
 ランドンさんは10日、同施設でAFPの取材に応じ、「それ(新型ウイルス)にかかっていると伝えられた」と語った。「確かにひどくくたびれていたが、(感染に)気付かなかった」
 世界中から取材の電話が殺到しているランドンさんは、117歳の誕生日に特別なことをする予定はないと話した。
 しかし、ランドンさんが暮らす高齢者施設は、家族とのテレビ電話などのお祝いを企画した。十数人の修道女が暮らす同施設は、特別なミサを計画したほか、フォアグラや鶏肉料理、ランドンさんの好物のデザート、ベイクドアラスカなどを用意したという。
 ランドンさんはロブスターも好物で、毎日小さなグラス1杯のワインを飲んでいるという。
 国際的な老人学研究団体ジェロントロジー・リサーチ・グループによると、ランドンさんは、世界では日本の田中カ子さん(118)に次ぐ2番目の高齢者。
 ランドンさんは若者に伝えたいことについて問われると、手を祈りの形に組んで「勇気を持って、思いやりを示して」と答えた。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/02/12-12:44)
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