【コロンボAFP=時事】スリランカ当局は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めようと魔術や魔法薬を公に推奨していた同国の保健相がコロナ検査で陽性となり、自主隔離に入ると明らかにした。(写真はスリランカ・コロンボで新型コロナウイルスの検査を受けるために並ぶ住民ら)
 陽性と判明したのはパウィトゥラ・ワンニアラッチ保健・伝統医療相。ワンニアラッチ氏は魔術師が製造したという魔法薬を服用したと明言していたほか、はちみつとナツメグ入りだという同薬を公に推奨していた。
 またワンニアラッチ氏は昨年11月、自称「聖人」の男から感染拡大を止める方法だと進言され、「聖水」を川に注いでいた。
 スリランカの医師らは、この薬に科学的根拠はないとし、確立した新型コロナウイルス感染症の治療法はないと指摘している。
 しかしスリランカでは先月、神に新型ウイルス治療薬を示されたと主張する大工のダンミカ・バンダラさんが作ったコロナ薬を求め、約1万2000人が集会禁止の規制を破り中部の小さな村に殺到した。
 スリランカでは新型コロナウイルスの感染が拡大しており、今週までに累計感染者はおよそ5万7000人、死者は278人に上っている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/25-11:39)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「コロナ対策に魔術や魔法薬推奨のスリランカ保健相、検査で陽性