【プラハAFP=時事】チェコの首都プラハ中心部で3日、霧に煙った底冷えのする午後の街角に、火をともしたろうそくを入れたビールグラスが2、3メートル置きにずらりと並べられた。政府庁舎から歴史地区の旧市街広場まで1キロに及ぶ「ビールグラスの鎖」は、醸造所が主催した新型コロナウイルス規制への抗議デモだ。(写真はチェコ・プラハの旧市街広場で、政府の新型コロナウイルス対策への抗議としてパブ経営者らが並べたろうそく入りのビールグラス)
 プラハ南部で小さな醸造所を経営するイリ・ヤネチェクさんは、「私たちがここにいるのは心底絶望しているから。肉体的にも精神的にも、もう我慢の限界だ」とAFPに語った。
 チェコは1人当たりのビール消費量で世界一を誇る。だが、ヤネチェクさんによると、昨年3月以降に政府が3回にわたって導入した飲食店の閉鎖措置により、酒造業界は打撃を受けた。
 事業補償も微々たるものだと不満をもらしたヤネチェクさんは、「規制を誤って発動し、貧困、失業、企業の倒産という(新型コロナよりも)はるかに致命的な大流行を引き起こした」と政府を非難した。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/05-10:13)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「コロナ規制「我慢の限界」 醸造所やパブ経営者ら、ビールグラス並べて抗議