【サヌアAFP=時事】内戦下のイエメンで、胸部が結合した状態で生まれた双子の男児が深刻な容体となり、海外での治療を必要としている。首都サヌアの病院が18日、明らかにした。(写真はイエメンの首都サヌアの病院で生まれた結合双生児)
 病院の院長によると、双子は16日に生まれ、「2人にはそれぞれ心臓があるが、片方の子の心臓の位置が正常でない」という。
 また病院の設備が整っていないため、医師らは「どの臓器が結合しているか」を正確に判断できないという。
 サヌアは2014年からイランが後ろ盾の反政府武装勢力フーシ派が掌握しており、サウジアラビア主導の連合軍が支援する暫定政府との間で戦いが続いている。
 アラブ世界で最貧とされるイエメンの医療サービスは、内戦によりすでに壊滅的な被害を受けている。また連合軍の航空封鎖により、サヌアの空港では民間の航空便の利用ができない状態だ。
 しかし院長は「関連当局の協力があれば、分離手術を受けるために(双子が)イエメンを出国するチャンスは必ずある」と述べた。
 院長によると、地元の保健当局がこの双子について国連を含む国際組織に支援を求めているという。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/21-15:01)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「紛争下のイエメン、結合双生児が深刻な容体 海外での治療必要と病院訴え