【マジュロAFP=時事】太平洋の島国、マーシャル諸島の警察はこのほど、漂着した無人の舟の中に多量のコカインが積まれているのを発見した。押収量としては同国史上最多で、数年にわたり漂流していた可能性がある。(写真はマーシャル諸島首都マジュロで、舟から見つかったコカインの包みを焼却処分する警察官ら)
 リチャード・ヒクソン検事総長は、アイルック環礁で先週、全長5・5メートルの繊維強化プラスチック製の舟が見つかり、甲板下にコカイン649キロが隠されていたと報告した。
 ヒクソン氏は、舟は中米あるいは南米を出発して太平洋を漂っていた可能性が最も高く、「1、2年」漂流していたことも考えられると話した。
 コカインは1キロごとに包まれ、ラベルには「KW」という文字が記されていた。警察は、分析のために米麻薬取締局に送る2袋を除いて、15日に焼却処分したと述べた。
 米大陸からのごみなどはしばしば、太平洋の潮流に乗って数か月から数年かけてマーシャル諸島に流れ着く。
 過去20年間で同諸島の海岸線には非常に多くの麻薬の包みが漂着しており、アイルック環礁でも過去に発見されたことがあるが、今回の押収量は過去最多だった。
 こうした麻薬について警察は、密輸犯が捕まりそうになった際に放棄したという説や、嵐で流された説などが考えられるとしている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/18-11:45)

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記事名:「 コカイン649キロ積んだ「幽霊舟」発見 マーシャル諸島