【ロンドンAFP=時事】ニフラーやオカミー、デミガイズ──英作家J・K・ローリング氏の「ファンタスティック・ビースト」シリーズのファンなら、すでにおなじみの魔法動物かもしれないが、ユニコーンやドラゴン、人魚もまた、伝説上の生き物として何世紀も前から語り継がれてきた。英ロンドンの自然史博物館で今月9日から、こうした奇妙な動物を鑑賞する「ファンタスティック・ビースト 自然の不思議」展が開催されている。(写真は「ファンタスティック・ビースト 自然の不思議」展で展示されている映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズに登場したハンガリー・ホーンテイル種のドラゴンの小道具。英ロンドンの自然史博物館で)
 展示されているのは、「ハリー・ポッター」シリーズの作者でもあるローリング氏の作品に登場する魔法動物の模型や映画で使われた小道具、実在する生き物の標本。自然史博物館は新型コロナウイルスの影響で数か月の閉館を余儀なくされていたが、再開後、初の展示となった。
 同館保存課の責任者、ロレイン・コーニッシュ氏によると、学芸員らがローリング氏の作品に登場する動物の特徴を調べ、収蔵品と比較。候補を精査し、展示には100体を超える標本を選んだ。
 第1部の展示では、光る物が大好きで、姿がカモノハシに似ているニフラーなど、作品に登場する魔法動物たちが紹介されている。オカミーがスペースに合わせて体を伸び縮みさせる能力はガラパゴス諸島のイグアナやフグに例えられ、デミガイズの姿を消す能力は身を守るために葉に擬態するチョウと比較されている。
 ドラゴンやユニコーン、人魚も取り上げられ、全長8メートルのリュウグウノツカイの標本や巨大なイッカクの牙と一緒に、ハリー・ポッター・シリーズの登場人物、ロン・ウィーズリーらが使っていたユニコーンの毛が入った魔法の杖の小道具も一緒に展示されている。
 「世界中の人々が映画や本で楽しんだ動物を取り上げることで、現実世界に存在するファンタスティックな動物に光を当てることができました」とコーニッシュ氏。
 「この展示を通して、来場者は自然界の素晴らしさに新たに気付いてくれると思います」
 会期は来年8月まで。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2020/12/16-08:49)

情報提供元:時事ドットコム ワールドアイ
記事名:「ファンタビの魔法動物も 英博物館で「自然の不思議」展